2024年8月19日月曜日

2024/08/19の夜影手記

2024/08/19の夜影手記
🌸僕のヒーローアカデミア37巻~40巻の読書感想文
🌸今際の国のアリス7巻~12巻の読書感想文
(読書感想文と言う名のほぼ自分語りです)

🌸僕のヒーローアカデミア37巻~40巻の読書感想文

最終決戦が始まってから掲載期間一年越えてませんかこれ?? ずっと過酷な戦いを連載し続けて、且つ中弛みする事無く常に緊迫したバトルを描き続けている事に尊崇の念が絶えません。ほんと凄い…!

一人一人の幹部にしっかりとした決着を着けて物語を進行していくのがほんと良きです。どうやってこの問題を解決させるんだろう、どうやってけじめを着けさせるつもりなんだろうとドキドキしながら読み進めて、彼らに合ったヒーローでしっかり問題を解決していくその進行力とでも言うんでしょうか。こういうところを見習って私も執筆したい…!

問題も多岐に亘っていると言うか、群像劇と言って差し支えない規模の人数が並列で動いてる訳ですから、ここにこの子を当てるのかー! とか、ここでこの過去を終着させるのかー! とか、構成力が凄い。もうさっきから凄いしか言ってない!

週刊少年ジャンプ本誌ではもう完結してしまったので、後は単行本が出るのを待つばかりなのですが、ほんと待ち遠しいです。ここまで過程があまりに綺麗に描かれているからこその、終着点はやっぱり自分の目で確認して、しっかり己の中で終わらせておきたい物語になりました。

ちゃんと爆豪君の活躍が有った事と言うか、この子もしっかりヒーローしてるなってのが分かって、ニヤニヤが止まりませんでしたね…。物語の序盤、ただのいじめっ子でしたし、何ならヒーローから一番かけ離れた存在だったにも拘らず、彼なりのヒーローを目指し、一つの到達点に辿り着けた事が嬉しい。

ただ、いじめっ子していた時の事は許してはならない問題だと思いますし、デク君は友達だからと、きっとそんな彼でも認められるようなヒーローになると思えても、あれらの凶事は過去にしてはダメだと思うんですよね。それすらも許せるからこそのヒーローと言うのも分かるのですが…。

物語も佳境で、残すところ本当のラスボスだけが残っている状態で40巻が終わってるので、41巻か42巻で完結なのでしょうけれど、よくここまで書き切ったなぁーと感慨深く思います。連載開始当時は私も週刊少年ジャンプを購読してた身でしたが、今でもう週刊誌を買う事も無くなった身になりましたが、最後まで物語を追いきれそうなのはやっぱり嬉しいです。

後はもう、私の最推しのヒーローである物間君が最後までご存命である事を祈るばかりです…Googleのサジェストで悲鳴を上げそうになったので、単行本でしっかり結末を見届けるまで私は何も信じないぞ…!w

🌸今際の国のアリス7巻~12巻の読書感想文

アリス君が無事に大人の階段を登ったのを見届けて、感無量です。一回一回のげぇむの密度があまりにも濃過ぎて、一度でも生き残れたらもう二度とげぇむに参加したくなくなると思うのに、生き残る為とは言えよくあんな人間が考え得る限りの地獄に参加できるなと尊敬の眼差しです…。

そしてげぇむの地獄さ加減で言えばやっぱりハート系がほんとに底意地悪いと言うか、人間の闇の部分を存分に曝け出しているので本当に好きです…。よくこんな地獄絵図を考えられるもんだと、作者様の無限の闇に感服してる次第です…。

こういう人間の憎悪や醜悪さを煮詰めたような物語があまりにも好き過ぎると言うか、これもまた性癖なんだろうなぁ…と、ご満悦で読み耽ってしまいましたね…「悪」は自然界には存在しないとか言う思想を話すシーンとか、学徒の頃に読んでたら確実に性癖を歪まされていましたよ…(既に手遅れですが)。

「人生は、どれだけ生きたかでも、何を成し得たかでもない。誰と生きたかだ」とはアリス君の至った感性なのですが、これが今の私にはとても響くと言うか、それは今の私に対してあまりにもしんどいフレーズだなって、触れた際に気分が滅入るのを感じましたね。

己の半生を振り返っても、よき人に恵まれても、自らの意志で交流を閉ざして引き籠もる事を繰り返している事実に、あまりにもクリティカルに殴られた気分です。確かにな、と思う反面、私にはその感性はあまりにも眩し過ぎるし、グロ過ぎる、と言うのが感想です。

これからもよき人と巡り合えるかも知れない、恵まれるかも知れない。けれど己と言う台無しの存在が息をし続ける限り、それらはきっと己の意志で閉ざされて、気づいたらまた一人になっているのだろうと言う未来を予測できてしまって、どうしても受け入れられない感性と化しているのだと思います。

アリス君は掛け替えの無い人を、あの地獄の中で見つけられました。私はどうなのか。掛け替えの無い人は居る、けれどもう失う事が当たり前過ぎて、本当にその掛け替えの無い人を大事に出来ているのか。掛け替えの無い人にとって相応しい人間として立っていられているのか。そんな事を考える契機になりました。

…私は私で、自ら現実を地獄にするような感性で生きているのですから、せめて掛け替えの無い人を裏切る事の無いような人生を送りたいものです。裏切りこそが蜜の味と知っている己を戒めて、自暴自棄にならないように律して、ですね。

脱線しました。あんな生きる事すら艱難辛苦の地獄に放り込まれたアリス君に羨望の念を懐かざるを得ないのは、彼が掛け替えの無い人を見つけられたからなのか、それとも地獄の中でも生き抜けるだけの何かを有しているからなのか。どちらもかも知れませんし、もしかしたら単純に人に頼られている彼が羨ましいだけかも知れません。

と言う感じで、己の闇の部分に無限に光が差し込まれて、とても恥ずかしい文章を打ち込んでいる気がしますが、これも物語に触れて熱が冷めやらない事で起きた一種の錯乱だと思って書き残しておきます。Twitterの相互フォロワーさんしか見れないBlogですし、好き勝手に綴りますw

と言った所で今回はこの辺で! ここまでお読み頂き有り難う御座いました!

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